JAの「あんしん計画」というのはどういった融資なのですか?
「あんしん計画」というのは、JAの運用事業にあたるものです。
JA※というのは農業協同組合ですから、その「あんしん計画」というのはJAの組合員のための住宅融資ということになります。
申し込みについては、全国約12,000あるJA支店の取扱窓口を通じて行うことができます。
※JAは全国の都道府県に支部を置き、平成19年4月現在813機関あって、その預金総額は87兆円となっています。
JAあんしん計画はサラリーマンやOLでも利用可能ですか?
JAあんしん計画の利用にあたってはJAの組合員になる必要があります。
組合員になるには、各JAによっても異なりますが、数千円〜数万円ほどの出資金を支払えばなることができます。
なので、サラリーマンやOLの方でも組合員になることでJAあんしん計画を利用することができます。
詳細については、取得物件地域内のJA窓口に問い合わせてみてください。
JAあんしん計画の融資条件にはどういったものがありますか?
主な融資条件というのは、JAあんしん計画も一般の金融機関のものと変わりませんが、その特徴としては次のようなことがあげられます。
■団体信用生命保険は金利に含まれている
公庫融資の場合では、団体信用生命保険は別途に支払う必要があるのに対して、JAあんしん計画の場合は、金利に団体信用生命保険が含まれていますので公庫融資より金利が安くなっています。
たとえば公庫融資の場合、35年返済ですと1,000万円当たり65万円強かかりますが、これは金利に換算すると約0.3%になりますから、公庫融資より実質的に約0.4%金利が安いということがいえます。
■タイプ別に利用しやすくなっている
JAあんしん計画のには以下のような2つのタイプがあり、返済期間、融資金額、利用できる人、資金使途などについては多少異なりますが、より利用しやすくなっています。
・「借換応援型」 ⇒ 借換え時の担保評価額の130%以内のローンが組めます。
・「100%応援型」 ⇒ 所要資金の120%以内のローンが組めます。
■公庫より金利が低い
JAあんしん計画の金利は二段階金利型という点では公庫と同様ですが、金利は常に0.1%に設定されているので有利になっています。
ただし、公庫融資の適用金利は申込時点で決定されるのに対して、JAあんしん計画の適用金利は融資の実行時点で決定されるということには注意してください。
なお、融資期間は最長35年です。
■資金使途
JAあんしん計画の資金使途については、住宅新築・購入・増改築資金、公庫ならびに他行住宅ローンの借換資金等となっています。 |