金利ミックス型とはどのような住宅ローンなのですか?
金利ミックス型というのは、民間金融機関で採用されている、1本のローン契約に2種類の金利を組み合わせた住宅ローンです。
具体的には、住宅ローンの半分を変動金利型、もう半分を固定金利型というように組み合わせます。
変動金利型と固定金利型には、それぞれメリットとデメリットがあるのですが、それらを50%ずつ組み合わせることで、メリットとデメリットを補えるのがこの金利ミックス型の特徴といえます。
なお、民間融資の変動金利とフラット35(固定金利)を組み合わせると、実質的な金利ミックス型になります。
金利ミックス型のメリット・デメリットはどのようなところですか?
金利ミックス型のメリット・デメリットは次のようなところです。
<メリット>
・変動金利型の初回の金利は固定金利より低く設定されているので、金利下降期には元金返済に多く充てられ、借入残高の減少につながります。
・固定金利型は、変動金利型よりも金利が高くなっていますが、期間内は金利が一定なので、元金の減少が確実に図られます。
<デメリット>
・変動金利型は、金利上昇期には利息の支払いが増えるので、借入残高が減らないなど返済計画が立てづらいです。
デメリットもあるものの、金利ミックス型により住宅ローンを変動金利型と固定金利型を半分ずつ採用すれば、一方に片寄ることを防いで、自分のライフスタイルに合った無理のない返済計画を立てることが可能になります。 |