不動産信託というのは、不動産の証券化手法のことです。 具体的には、所有者が信託銀行に不動産を信託することをいいます。
不動産信託には、次のようなタイプがあります。 ■賃貸型 ⇒ 一定期間後にオリジネーターの元に不動産の所有権が戻るタイプです。 ⇒ 賃貸型では、受託者である信託銀行が不動産の管理・運営を行い、賃料を原資に配当を行います。 ■処分型 ⇒ 第三者に譲渡されるタイプです。
不動産登記というのは、法が定める登記制度のことです。 具体的には、土地や建物の所在・面積・所有者の住所・氏名等を、公の帳簿である土地登記簿や建物登記簿に記載することをいいます。
この制度によって、土地や建物に関する権利が公示されることになりますので、取引の安全化と円滑化に寄与することになるからです。 ちなみに、不動産登記には、所有権等の物権変動について対抗力を与える機能もあります。